受験戦争:予備校選びの知識

受験戦争

日本の戦後の高度経済成長期のために、各家庭の経済状況が好転したために、わが子への教育熱が高まりました。これが、受験傾向を強め、競争を激しくする要因となりました。

すると、大学に進学するということ自体が珍しいことであったのが、誰もが大学に通うようになり、大学へ行ったという事実だけではアピールポイントにならなくなってしまいました。

そこで、今度は、大学選びが重要なポイントになってきます。大学と一言では言いますが、ピンからキリまであるというのが実情です。
ですから、大学の中でも誰もが知っているところへ行ったほうが、より魅力的な売りになるという風になってきます。さらに、知名度のある大学の中でも、よりレベルの
高いところに行ったほうがいいという風潮が生まれていきます。

そこで、大学の中でも、格差が生まれてきます。つまり、有名校では競争が激化し、知名度のあまりないところは、比較的競争が激しくなくなるという傾向です。
このため、よりレベルの高いところへ入学するために、よりレベルの高い能力を必要とします。そこで、専門的な予備校への需要が高まってきます。実際、この時期から予備校の市場は拡大の一途をたどっていくことになります。

レベルの高い大学に入学するには、より多くの時間を受験勉強に費やさなければなりません。そのため、日常生活への影響が及ぶことになります。これを「受験戦争」と揶揄されるようになります。

実際、受験がすべてという傾向になり、失敗すると、自分は落伍者という風に考え、自殺する人が出てきました。そのため、この受験戦争に懐疑的なムードが出てきます。
そこで、この受験戦争を助長したとして、予備校にも批判が起きてきます。しかし一方で、競争は社会ではどこにでもあるもので、これは大人になるための通過儀礼であるという風に予備校などを擁護する人もいて、賛否両論が起こりました。

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